バイク一人旅の持ち物について。自炊道具は持って行かない方がいいかも。

旅の荷物を積んだバイク

バイクの一人旅は持ち物選びが難しいですよね。

車と違って荷物を積めるスペースが少ないし、
雨が降ったら濡れてしまう。

特に初めての旅だったら、
何が必要なのか?

何がいらないのか?

かなり迷われるはず・・・。

そこで今回、
僕が過去にバイクで日本半周や、
1~2泊3日の小旅行で実際に使った持ち物。

それから、

持って行ったけど使わなかった。
又は役に立たなかった道具。

などについてまとめてみました!

一人旅の参考にしてみてください。

バイクの装備品や小物類

まずはバイクの装備品や小物類についてです。

リアボックス

バイクのリアボックス

これはバイクを購入した時に、
取りつけてもらったものなのですが、
正直、
一番役に立った装備品かもしれません。

フルフェイスのヘルメットは入りませんが、
カメラやミュージックプレイヤー、
日帰り旅ならお土産など。

濡れては困るものの収納に非常に役に立ちます。

また、
フタを開ければすぐに中身を取り出せるというのは
荷物を広げるという作業がなくなるのでストレスも軽減されます。
(これは長期の旅になればなるほど大切になってくることです。)

歯磨きセットや虫よけなど、
頻繁に使用するものを入れるとかなり使い勝手が良くなります。

このような正規品でなくても、
ホームセンターで売っているような安いものでも役に立つと思います。

カブのような荷台のあるバイクなら、
作業道具を入れるような大型のボックスなどを乗っけることもできます。

「絶対に濡れることがない。」というのは
ものすごい安心感が生まれますので、
1週間以上の長期の旅をする予定のある方は、
購入や取付を検討してみてください。

サイドバック

バイクにサイドバックを取り付けたイメージ

バイクの後部(リアカウル部分)に取り付けるサイドバック。

特にパーツを新たに取り付けなくても、
マジックテープや固定ベルトで装着できます。

僕が使っていたのはDEGNERさんのスポーツダブルバッグです。
着替えやバスタオルなどの
衣類を入れる用に使っていました。

定価が2万円くらいでちょっとお高めですが、
2輪館でセール品を買ったので1万6千円くらいで購入した覚えがあります。

片側が最大25L、両方で50Lの容量がありますので、
厚着をしない夏旅なら十分な容量があります。

片側だけで
インナー、パンツ、靴下、Tシャツが5日分と
バスタオル1~2枚入る大きさです。

DEGNERのサイドバック

DEGNERのサイドバックの横側

DEGNERのサイドバックの中身

付属品で防水カバーも付いてきますが、
外側だけしかカバーできません。。

サイドバックの防水カバー

小雨程度なら問題ありませんが、
本降りになってしまいますと内側から雨が入り込んだり
バイクの後輪によって飛び散る水によってかなり浸水します。

なので、
衣類は一日ごとに小分けにしてそれぞれをビニール袋に入れると安心です。

万が一、コケた時のことを考えて、
壊れたら困るものや予備のガソリンなどは入れないようにしましょう。

マフラーに当たって溶けたサイドバック

しっかり固定しないと、
ズレてマフラーに当たり変形してしまうことがありますので
ご注意ください。

タンクバック

タンクバック

地図を使って旅をする方は
絶対に持っていた方が良いタンクバック。

また、
硬くて寝心地は良くありませんが
枕代わりに使えたりします(笑)

このタンクバックは
磁石の力でタンク部分に張り付きます。

タンクバックの磁石部分

大きなものならばちょっとした荷物も入りますし、
カッパや折りたたみ傘を入れておくのもありかと思います。

タンクバックの中身

値段が5000円~1万円ほどのものまで
様々なサイズや機能のものが売っていますので、
自分の旅のスタイルに合ったものを選んでください。

ツーリングマップル

ガソリンスタンドやキャンプ場、
観光名所や食事処。

ツーリングに適した道など、
地図上に色々な情報を記した頼れる相棒です。

バイクだけでなく、
旅行や、自転車旅、車のドライブなんかでも役に立ちます。

スマホを使った旅もいいけど、
地図だけを頼りにした旅は苦労もありますが
その分、
より記憶に残る旅となるはずです。

定価が1冊2800円とまぁまぁなお値段ですが、
買って損はないと思います。

5冊のツーリングマップル

タンクバックにツーリングマップルを装着

アクセルアシスト

日本半周した時は、
一日に一般道を300~400km近く移動していました。

一日中、
アクセルを握りっぱなしでいるとめちゃくちゃ疲れます。
腱鞘炎になるのではないだろうかと思うほどです。

そんな時に助けてくれたのが
「アクセルアシスト」です。

アクセルアシスト

アクセルを軽く握って
あとは手首を載せるだけ。

少し力を入れるだけでアクセルを開けることができるので
かなり運転が楽になります。

長距離移動する方にお勧めです。

バイクショップで500円~1000円くらいで
売っていると思います。

自転車のハンドルに取り付けたアクセルアシスト

USB又はシガーソケット充電器

スマホやその他の充電用に
バイクのバッテリーから電気をもらって
USB充電器又はシガーソケット充電器を接続します。

バイクショップに行けば
たくさんの種類がありますし、
お値段も2000円前後です。

自分で取り付けるのがめんどくさかったり不安な方は、
バイクショップで
数千円の取付費用で設置もしてもらえます。

一つ注意が必要なのが、

直接バッテリーから充電ケーブルを接続してしまうと
常に放電されてしまうのでバッテリーの容量がどんどんなくなってしまい
エンジンがかからなくなってしまいます。

必ず、
キーを回してオンになった状態で初めて充電が行えるように
する必要があります。

専門店の人でも
稀にバッテリーから直接接続するような人もいますので、
気を付けて下さい。

雨具について

夏の時期に旅をしていると、
予期せぬ天候不良に遭遇することが多々あります。

必ず雨具は持っていた方がいいです。

僕は折りたたみ傘とカッパを
両方持って行っていました。

カッパの購入で注意したいのが、
ホームセンターなどでは防水性のものと撥水性のもが両方売っています。

僕は知らずに撥水性のものを買ってしまったのですが、
この撥水性のものはすぐに浸水します。。

「カッパを着てるのになんで濡れるの???」

と、かなり疑問を抱いた覚えがあります(笑)

あくまで水を弾くだけなので、
強い雨や長時間雨に打たれているとすぐに染みてきますので
必ず防水性のものを選んでください。

カッパのサイズなのですが、
ライダースーツの上から着る場合はどのサイズを選べばいいのかわからなかったので
僕は普段使うサイズを買って
ライダースーツの中に着ちゃっていました。

ライダースーツの素材にもよりますが、
意外とすぐに乾くので問題はありませんでした。

寝具類

旅で使う寝具類一式

テント

僕が使っていたテントは、
LOGOSさんのツールームトレッカー(2人用)71801792 です。

アウトレットで購入して
お値段が1万4千円くらいでした。

現在は廃版になってしまっているのか
公式ホームページに載っていません。

テントの展張状態

収納状態はこんな感じです。

横幅が35cmで重量も4.5kgあります。
なので、
登山や自転車旅などの用途には重くかさばる為
使いづらいと思われます。

テントの収納状態

広げてみると2重構造になっていて、
内側と外側の防水カバーに分かれています。

テントの中身

テントの骨組みに加えペグと杭など
テント固定用の道具も入っています。

テントの骨組みと固定用のペグ

内部は広々としていて
190cmのマットを敷くことが出来ますし、
身長175cmの僕ですがのびのび寝れます。

2人用ですが、
荷物があるとちょっと厳しいかなぁと思いますので
1人で広々使った方がいいかなと。

かなり気密性が高いので、
気温が低い場所でも問題なく使えそうですが
その反面、
夏はかなりしんどいです。

風が入って来ないので寝苦しい夜になります。。

防水性能についてなんですが、

雨の中で使ったことがないのでわからないのですが
床の布は防水仕様ではないと思いますので
浸水する恐れがあります。

寝てる間に濡れるのはとても嫌なので
雨の時は無理してテントを張らずに漫画喫茶に泊まったり、
屋久島ではライダーズハウスに泊まりました。

長旅では体調管理が重要ですので
柔軟な切り替えで旅を進めることをお勧めいたします。

グランドシート

テントを設営する際に、
テントの下に敷くことによって
地面からの湿気を防いだり、テントが傷つかないように保護する役目をしてくれます。

テントを片付ける際に
湿気でビチョッとなったものを畳むのは嫌ですよね?

テント自体の寿命も伸ばしてくれますので
こちらも絶対にあった方がいいアイテムです。

僕が使っているのが
LOGOSさんのテントぴったりグランドシート。

お値段が2580円。

汚れが目立ちにくい黒色で
テントのサイズにピッタリ合ったシートです。

LOGOSのテントぴったりグランドシート

LOGOSのテントぴったりグランドシートを広げたイメージ

ホームセンターで売っている
ブルーシートや防炎シートなどでも代用可能です。

2m×2mくらいのサイズがあれば
大体のテントは大丈夫だと思います。

寝袋(シュラフ)

こちらはホームセンターでも登山ショップでも
様々な種類のものが売っています。

僕が使っていたのは
ホームセンターで購入したColemanさんの2000円くらいの寝袋です。

Colemanの寝袋

こちらもテント同様、
収納サイズがやや大きいので自転車旅や登山では
持ち運びが大変です。

値段が若干高くなってしまいますが、
登山用の寝袋(シュラフ)だとかなりサイズが小さくなりますので
そちらも検討してみてください。

使用温度範囲でいくつも種類があります。

場所や季節にもよりますが、
春~秋で
テント内で寝るのであれば15℃程度のもので十分かなと。

エアーマット

固い地面の上に直に寝てしまっては、
疲れも取れないし、地面からの冷気で風邪を引いてしまうこともありえます。

寝袋のみではなく
マットがあるとだいぶ変わってくると思います。

こちらもアウトレットで購入したもので、
LOGOSさんのセルフインフレートマット・SOLO。

定価が6500円です。

収納時の長さはありますが、
かなり軽いので持ち運びも楽ちんです。

LOGOSのエアーマット

広げた状態だと
幅が約60cm、横が約190cm。

日本人ならだいたいの人が伸び伸び体を伸ばすことができます。

 セルフインフレートマットを広げるところ

 セルフインフレートマットを広げたところ

このマットはバルブを捻ることで自動的に空気が入ります。

物足りない場合は
口で息を吹き込むことによって好みの厚さに調節が可能です。

マットに付いている空気弁

空気弁を捻ることで自動的に空気が入る

空気が入ったエアーマット

エアーマットの厚み

中身が空気ですので断熱効果が非常に高いです。

マットはビニール生地で
あまり触り心地は良くないのでバスタオルかなにかを敷くと
快適に寝ることが出来ます。

使わなかった道具

続きまして、
旅ではほとんど使わなかった道具のご紹介です。

物干し用のロープと洗濯ばさみ

濡れてしまった衣類や
バスタオルなどを干すために物干し用のロープと洗濯ばさみを
持って行ったのですが、
ほとんど使うことはありませんでした。

都心と違って夜露や朝露で
かなり湿ってしまいますので寝てる間に「干す」ということが出来ませんでした。

所々にコインランドリーがありますので、
洗濯や乾燥はコインランドリーで。

お金を入れると洗剤を自動的に入れてくれるものも
よくあります。

自分で買う場合でも100円程度なので
持ち物を減らすために洗剤もコインランドリーのを使った方が楽です。

シャンプー類

旅の醍醐味といえば温泉。

だいたいの温泉や入浴施設では
シャンプー、リンス、ボディーソープが完備されています。

その為、

「これじゃなきゃダメ」

っていうこだわりがなければ持って行かなくて大丈夫です。

洗顔料だけは置いていませんので持って行った方がいいです。

自炊用の調理器具

楽しそうだし節約にもなりそうだからと、
かなりワクワクしながら買い揃えた調理器具。

自炊用の調理器具の数々

残念ながら使う場面はありませんでした(T_T)

理由の一つとして、
バイクで移動して、温泉入って、
テントを張って・・・。

なんてことをしていたら自炊できる時間が全くなかった。

ましてや
食材を買い揃えていたらとんでもなくお金がかかってしまう。

クーラーボックスかなにか
食材を保存できるものがあって
計画的に調理するのであれば安上がりになるかもしれませんが、
クーラーボックスを積めるスペースなんてほとんどのバイクではないと思います。

なので、
時間的に余裕のある旅で、
お金がかかってもいいから現地の食材を調理して食べたい。

という方以外は持って行かない方が無難だと思います。

最後に

以上が、
バイク一人旅で使用した持ち物たちです。

参考になれば幸いです。

バイクの小さな荷物が載せられるスペースで、

「どうやったら載せられるんだろうか・・・。」

なんて
色々と工夫しながらあれこれ考えるのもまた楽しいです。

最近は、
自転車旅用に新たに道具を買い揃えたので
それを使う場面が来るのが待ち遠しいです(。-`ω-)

それらはまたの機会にご紹介していきたいと思います。


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