消防設備士について。➀消防設備ってそもそもどんな設備?

本日は、
消防設備士という職業について
僕の6年間の経験を踏まえて簡単にご紹介したいと思います。

まずはじめに、

消防設備とは?


消防設備という言葉、
聞きなれない方々がたくさんいらっしゃると思います。

僕もよく、
「お仕事はなんですか?」

と聞かれた時、
「消防設備関係の仕事をしています。」
と答えると、

「消防署の方ですか!」

と勘違いされることが多々あります。

もちろん工事の打ち合わせや点検の報告など
消防署と関係はあるのですが全然違います。

消防設備は電気や給排水といった建築設備の一つで、
マンションやデパート、事務所ビルなど、
たくさんの人が生活や仕事で日常的に利用する建物がありますよね?

このような建物で万が一火災が起こった時、

➀火災が起こったことを感知する。

➁火災が起こったことを知らせる。

➂火災が起こった建物から避難させる。

➃火災を消火する。

といったものが必要になります。

このような機能を持った設備を総称して消防設備といいます。

消防設備の種類

消防設備には上記の機能を持った、
もしくは組み合わせた様々な種類の設備があります。

火災を感知してベルや警報を鳴らす
(自動火災報知設備)

火災を感知して消火もする
(スプリンクラー設備)

火災を発見した人がこれを使って消火を行う
(消火器)
(屋内消火栓設備)

階段にたどり着くまでの通路が使えなくなってしまった場合の
(避難はしご)

幼稚園児や年配の方を安全に避難させる
(避難用すべり台)

駐車場や石油プラントなど水の使えない油火災用の
(泡消火設備)

電気設備など水を使うと感電や電気機器の損傷につながる場所
(ガス消火設備)

などその他にもいろいろと種類があります。

消防設備士とは?

警報・避難・消火といったこれらの設備が、

火災時に使用できる状態にあるかどうか?

法律に適合した状態で維持・設置されているかどうか?

を点検する。

もしくは、
設置(工事)することができる国家資格です。

消防設備士の種類

消防設備の種類は多岐に渡るため、
いくつかに分けられて資格があります。

また、
工事を行う者には
点検を行う者以上に身につけなければならない知識があるため

工事と点検ができる(甲種)と
点検のみできる(乙種)に分かれています。

それぞれ、
以下のものがあります。

・甲種特類
(特殊な消防設備を扱うことができる最上位資格)

・甲種第1類、乙種第1類
(スプリンクラーや消火栓といった水で消火を行う設備を扱うことができます)

・甲種第2類、乙種第2類
(泡消火設備を扱うことができます)

・甲種第3類、乙種第3類
(ガス・粉末系の消火設備を扱うことができます)

・甲種第4類、乙種第4類
(自動火災報知設備などの警報設備を扱うことができます)

・甲種第5類、乙種第5類
(避難はしごなどの避難設備を扱うことができます)

・乙種第6類
(消火器の点検を行うことができます)

・乙種第7類
(漏電火災警報器を点検することができます)

簡単にご紹介しましたが、
ちょっと長くなってしまいますので、
次回、
消防設備の業務内容や給料など、紹介していきたいと思います。


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