初めてでもいきなり大型バイクに乗っちゃおう➂!半クラと取り回しのコツ!

車でもバイクでも、
上達の為にはとにかく慣れが必要です。

自転車でも最初は乗れない方が多いですよね?

その点、
いきなり大型バイクに挑戦する人は、

教習時間が31時間で
しっかりとした練習時間が確保されています。

この教習時間の長さが、
いきなり大型バイクの免許取得をお勧めする一つの理由です。

重さや圧倒的なパワーといった、
大型バイク特有の特性に
焦らずにゆっくりと慣れることができます。

それでは、
バイクの運転が早く上達する為の
コツをご紹介していきたいと思います!

バイクの取り回しについて!

バイクを停める時や、
エンジンを止めて移動させる時など
人の力だけでバイクを押し歩かなくてはなりません。

原付なんかは自転車と同じ感覚で動かせますが、

大型バイクはとにかく重いです。

恐らく、
初めて触れる人はその重さに度肝を抜かれます。

車体の重量が250kgを超え、
中には300kg以上のものもあります。

街中をスイスイ走るバイクを目にしている方が多いと思いますが、
あれはエンジンの強烈なパワーがあってこそです。

人間の力はたかが知れています。

バイクを押して動かす。

それだけのことがどれほど大変なことなのか。

力ではどうにもならないことを
まずは頭に入れておいてください。

取り回しのコツ➀車体のバランスを意識しましょう!

真っ直ぐに立つバイク

バイクは真っ直ぐ垂直に立っている状態ならば、
指1本でも支えることが出来ます。

この状態ならバイクを押しながら歩くのも
それほど大変ではありません。

しかし、
傾くにつれてその重さは比例して大きくなります。

三分の一ほど傾いてしまったら
もう支えることはできないと思ってください。
(※ボディービルダーのような人を除きます。

つまり、
バイクを傾けずに真っ直ぐな状態で押し歩くことが出来ればベストなのですが
真っ直ぐな状態だと、
反対側に倒れてしまう恐れがありますよね?

ですので、
反対側に倒れないように
少しだけ自分の立っている方に傾けつつ

それでいて
歩くのに支障が出ないように
傾けすぎないということが必要になるわけです(笑)

取り回しがうまくいかない理由

この取り回しの際、

慣れないうちは、
手だけを使ってバイクを動かそうとしてしまいます。

腕と腹筋にグッと力を入れて踏ん張って
バイクを押しますがなかなかうまくいきません。

すぐに疲れてしまいますし、

力を入れる為にバイクからは体がどんどん離れ
バランスをとることが難しくなり
フラフラとしてしまいますよね?

バイク初心者の
取り回しがうまくいかない理由は実はこれなのです。

初心者だけでなく、

バイクに長年乗っている人でも
こうやってバイクを動かしている人がいたりします。

取り回しのコツ➁腰を使ってバイクを支えよう!

腕だけの力は想像以上に小さいです。

バイクを腕だけで支えようとするのではなく、
腰を使うことによって安定感がグッと増します!

身体をバイクに近づけ、
傾いた車体を腰で支えることによって下半身全体を使うことが出来るので
フラフラしないカッコいいバイカーに変身できちゃいます!!

YouTubeでとても分かりやすく解説している動画がありましたので、
こちらもご覧になってみてください!

半クラが上手くなるコツ!

半クラという言葉は知っているけど、
そもそもクラッチがどういう仕組みなのか知らない。

という人が結構多いと思います。
(僕も最初は全く意味がわかりませんでした。)

アクセルを開けなくても
半クラだけでバイクが動くということが全く理解できませんでした。

なので簡単にクラッチについてご説明します!

クラッチとは?

エンジンは、
ガソリンの爆発によってピストンが上下し、
クランクシャフトというものを回転させます。

エンジンの仕組みについてのわかりやすい動画です!

排気量の大きいエンジンはガソリンの爆発が強く、
ピストンを動かす力がとても強いです。

つまり
クランクシャフトを回転させる力が強い!
ということになります。

バイクに乗っている人の話で、

「トルクがある」

「パワーが強い」

というのは、
このクランクシャフトの回転力が強いということなんですね。

車やバイクは、
走る時には発進・加速・停止とそれぞれ異なる動きが必要です。

走る為には
このクランクシャフトの回転を利用することになり、

回転力をタイヤなどの駆動部に伝えることによって
走りだすことができます。

逆に止まる時にはクランクシャフトの回転を駆動部に伝えないように
すれば止まることができます。

このエンジンからの力を
伝えたり、
逆に伝えなくさせる為にあるものがクラッチです!

クラッチ板というものを
エンジンの回転部に押し付けることによって
駆動部にエンジンの力を伝え、

離すことによって伝わらなくさせます。

この動画は車のクラッチの仕組みですが、
とてもわかりやすく解説されていましたのでぜひご覧になってみてください!

みなさんもご存知の通り、
物体には慣性力というものがあり
止まったものを動かすにはとても強い力が必要です。

大型バイクはいくらパワーがあるといっても
いきなりエンジンの力をタイヤに伝えてしまうと
止まったバイクの慣性力が強すぎてしまい
エンジンはその負荷に耐えられず止まってしまいます。

俗にいうエンストです。

なので、
走り出しはゆっくりと少しだけエンジンの力をタイヤに伝えることで、
エンジンにかかる負荷を和らげ、
動き出すことができたら100%の力をタイヤに伝える。

つまり、
半クラッチでクラッチ板を少しだけ押し付けることによって
エンジンに負荷をかけすぎずに少しだけ力をタイヤに伝えます。

動き出したらクラッチレバーを離し、
クラッチ板をしっかりと押し付ける。

これが、
車でもバイクでも同じでマニュアル車による発進の仕組みです

しっかりとしたクラッチ操作が出来るようになれば、
クラッチだけを使った発進も可能になります!

半クラッチのコツを掴むために!

バイクの場合、
クラッチは左側のハンドルレバーです。

握るとクラッチが切れ、
離すとクラッチが繋がります。

エンジンをかけた状態で
クラッチレバーを握ってクラッチを切り、
右手でブレーキをしっかりとかけたままギアをニュートラルから1速に入れます。

この状態で
ゆっくりと握ったクラッチを離していくと、

グンッ!?

とバイクが動き出す位置があります。

この動き出す位置が半クラの位置です。

クラッチ操作のコツ

何度も繰り返しこの操作を行うと
身体が半クラの位置を覚えてくるので
教官の隙をみて何度も実践しましょう!

この半クラの位置をしっかりと把握することができれば、
発進がスムーズになり、
坂道発進や一本橋といった半クラの操作を要する場面で
ギクシャクすることなくできるようになります!

レバーの握り方!

半クラッチの為には
レバーの握り具合を変える繊細な微調整が必要です。

教習中や慣れないうちは
クラッチレバーもブレーキレバーも
4本の指を使って握っていると思います。

この方が力が入りやすかったり
握り具合の調整がしやすいと思っている方が多いと思いますが、

実はこれは良くありません

4本の指で握ると微調整がしづらくなり
かえって半クラの位置をわかりにくくしてしまう要因になってしまうのです。

なので、
レバーを握る際は人差し指と中指をレバーに引っ掛け、
薬指と小指でハンドルを握るようにします。

クラッチの握り方

こうして握ると
4本で握った時とレバーに対する力のかかり具合は同じなのに
細かい微調整が利くようになります。

騙されたと思って実践してみてください!

上達が早まります!

続きまして、
シフトチェンジのコツについてご紹介したいと思います!
初めてでもいきなり大型バイクに乗っちゃおう➃!シフトチェンジのコツについて!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です